※会報「バラ便り」26号(2013年2月)より抜粋
2011年7月に実施いたしましたアンケートの結果をまとめましたので、ご報告致します。
インターネットなどで医療情報などを得られるようになって、会員の皆さまが会に期待されることに変化が起きているのでは? 講演会を企画しても参加者が少ないのはなぜ? 皆さまの期待に添った会の運営とは? いつも運営スタッフは考えを巡らせています。そこで、会員の皆さまのお考えを伺いたいとアンケートをお願いし、240名の普通会員の内、80名の会員からご協力いただきました。ご回答、ありがとうございました。皆さまから頂いた回答と貴重なご意見は今後の活動に生かしてゆきたいと思っております。スタッフへの温かいメッセージもうれしく頂戴いたしました。重ねてお礼申し上げます。
若い年代、診断後の年数の浅い方の回答率がやや低くなっていましたが、結果をグラフにまとめました。
入会のきっかけは様々で、新聞、書籍、雑誌などで知ったという方が多いようです。
「あけぼの神奈川」に期待することとしては、乳がんの治療に関する知識や情報を得たい、ドクターやナースの相談会をして欲しいという回答が多く、体験者同士で気持ちを分かち合いたいという回答も6割ありました。仲間や友人、という答えもそれぞれ3分の1の方が選んでいます。やはり最新の医療情報と体験者仲間で話す場を求めて入会されているわけですが、それでは具体的にどんな活動を望んでいるかというと、その他には行政に働きかける活動、啓発活動も4分の1の方が選んでいました。早期発見の啓発活動は大事にするべきというご意見もありました。親睦会的なものは希望が少なく、特に新年会は近年参加者が少なくなっていることもあり、今年は開催しませんでした。
できるだけ運営スタッフの負担を軽くして、必要とされる活動にウエイトをおきたいと考えています。
希望する講演会は、新薬、緩和医療等が多く、食生活、薬の副作用対処法、職場や経済的な事などもありました。イベントの参加者が少ない事があるので、理由を尋ねてみましたが、興味がないというよりは、仕事や、介護などの家庭の事情や、体調(乳がんに限らず)が悪いため、等が多いようです。公の場に出たくない、知らない方と接するのはストレスになるという方もありました。また交通の便が悪い、横浜は遠いので、近所で話ができたら、という記述がありましたが、横浜以外の会場でも協力して下さる方があれば、開催できるかもしれませんので、声をかけていただけるとありがたいです。
講演記録は参加できなくても内容を知ることができるので、とてもありがたい、という声を多く頂きました。印刷代とスタッフのかなりの労力がかかるのですが、参加できない方のために続けていく方針です。バラ便りについては多くの方が「楽しみにしています」と書いて下さいました。写真が多いというご指摘もありましたが、文字を読むことが面倒な時も、少しでも明るい気持ちになれるような誌面作りを考えています。